北海道のわかりやすい受験情報 平成27年度に向けて

現在の教育環境に危機を感じています。そこで日頃よく聞かれる北海道の受験情報をわかりやすく説明します!

入試〜合格発表に向けた裏準備

 まだ夏ですが、先に知っておいた方が良いこともあると思って、受験から合格発表までの流れもおさらいしておいた方が良かろうと思いペンを取りました。

 北海道高校入試の場合、試験終了後にTV局各社で、様々な学習塾さんによる解答速報とボーダーラインが発表されます(ちなみに新聞では解答速報だけは行われます)。受験生のみなさんは、これをみて自己採点をされるわけです。しかし、中にはTV速報があることすら知らない子もいるので驚きますが、録画をしてでも見ることをお勧めします。

 そこで2つの問題が生じています。

 一つはボーダーラインを過信しすぎないこと!
あくまでボーダーラインは目安の数字であって、2014年入試のように難易度がすぐに判定できず、全然違うデーターがでることがあります。ですから、その結果を見て一喜一憂しないことをお勧めします。受かっていたと思っていたにもかかわらず落ちていたり、落ちたと思っていたにもかかわらず受かっていたということも見受けられます。ですから、合格発表までは気を抜かずにいるのが良いのかなって思います。とはいっても、ボーダーラインより飛び抜けて点数をとったときには、喜び勇むことがあるかとは思いますが、それはしかたがないかもしれません。早く受験から解放されて遊びたいでしょうからね。

 もう一つの問題は、自己採点が正しいのか?ということです!
これは毎年に数名いますね。そしてこれが一番頭を悩ませます。自己採点と実際の情報公開によって聞いた点数が、全然違う人がいます。裁量試験の導入により解答が長くなっていることが原因かと思います。結果として自己採点になれていない子だと自己採点が甘くなりがちです。逆に厳しすぎる人で落ちるケースは意外に少ないかもしれません。自己採点が甘くなる原因は、裁量試験の導入だけではなく、試験が終わり心が舞い上がったまま解答をするので、きちんとした基準にそった自己評価ができなくなるというんでしょうか。答えに似ていたら、○をつけてしまう傾向があります。そしてそれは繰り返しになりますが、長い記述問題にこの傾向が強いです。解決策はあります。自分の解答が本当に正しいのかを客観的に見れないのであれば、学校の先生や塾の先生に聞いてみるのが正解だと思います。それが確実性はありますね。解決策はもう一つあって、解答ミスを防ぐためは、学校で行われている学力テストABCや、学校外で行われている模擬試験などでも、日頃から自己採点するトレーニングをするのが良いかと思います。自己採点と先生による採点が各教科ごとに一致していたら、自分には自己採点能力はあるんだなと確信でき、合格発表当日までの慢心は軽減できるかと思います。

 このような2点の問題がありますので、自己採点でボーダーラインを上回ったからといって安心せず、逆に下回ったからと言って落ち込まないことです。そして、日頃から自己採点能力を鍛えておくことも強くお勧めしています。この二つをそろえておくのが、裏の入試の準備と言えば準備でしょうね。

 そんな受験へのイメージを早く持つことこそが大事なのかなって思い、早めに記事にしてみました。