間違わない学校選び お金編
今から公立中学では三者面談の時期に入ります。毎年、親御さんとお子さんの間でもめごとが起こるのもこの時期ですね。ですからここでは少し学校選びに関する基準をお伝えしたいと思います。
学校選びっていうのは、お子さん任せにしきっている方が意外に多いように感じます。
私たち教員という立場では、昔ならともかく今は「基本的に行きたい学校を受験させてあげる」という立場でいます。そこには受かるとか受からないという指標はなく、ただお望み通りに事を進めるというのが一般的です。
そこは受からないからやめたほうがいいと言ったところで、今はそのアドバイスを聞く人も少ないです。ですから、トラブル回避のために余計なことは言えません。
受験して落ちれば、自分の頑張りが足りなかっただけですから、自己責任という形で終結するのが一番ですね。
そんな前置きをしてしまいましたが、今の現状の話ではなく、今回はちょっと考えてみてほしい学校とお金の関係のお話をします。あくまで、学力はさておきの話です。
北海道では、徐々に弱まりつつありますが、公立高校全盛時代というか公立高校神話が依然根強く残っています。
「公立高校=学費が安い」という公式から来るものかと思います。
しかし、学区が廃止された今、そうもいかない事情も出てきています。
それは交通費という雑費です。学区制が廃止されたために、意外とこれがバカにならないくらいかかる場合があります。
ご家庭から学校までの距離が遠すぎて、バス→地下鉄やJR→バスのような経路で学校に行くとかなりの額になることもあります。私は札幌の北のほうに住んでいますが、南の端の学校に行くと一月に数万円という話も聞きます。定期をなくしたら…目も当てられません。
さらに、学校帰りに街に寄り友達と遊んだりして帰ってくることも考えると…いろんなことが考えられますね。そういうリスクも考えると自転車で行ける私立学校に行くのとそんなに変わらないことも想定されます。
何を選択されるかは皆様の懐事情によるのでしょうが、いろんな選択肢を踏まえながら学校選択をしていただきたいと思います。
私立高校A日程試験日まであと 76日
私立高校B日程試験日まであと 79日
公立高校試験日まであと 91日