北海道のわかりやすい受験情報 平成27年度に向けて

現在の教育環境に危機を感じています。そこで日頃よく聞かれる北海道の受験情報をわかりやすく説明します!

学校の校風を知る

 受験をするときにはひとくちに高校受験といいますが、校風は千差万別です。

 

 そして、高校での生活は、校風によって大きく変わることでしょう。

 

 校風といっても、進路のしおりに書いてあるように熟語で書かれたものではなく、実際に通っている生徒さんがどういう扱いをされているのかが大事です。


生徒を管理することで学力を上げる学校もあれば、生徒の自由意志で学力を上げさせる学校もあります。
厳しさを重視ししつけする学校もあれば、自由に生徒を動かす学校もあり。
進学校への進学しか考えていない学校もあれば、就職率を上げることに力を入れている学校もあります。
部活動を推奨せず勉強に打ち込ませる学校あれば、部活動に積極的な学校もあります。

 

 この校風によってお子さんの個性を想像以上に引き出されたり、個性がかき消されたり様々なことが起きるかと思います。もちろん、学校を選べることはできない公立の小学生や中学生でも、地域社会の状況、学校の校風、または学校の先生の違いによる環境要因が、お子さんに変化をおこすことは多々あるので、わかることかと思います。高校の校風はこれがもう少し限定的で大きな変化として現れることと思います。


 つまり、高校を選択するときには、お子さんの個性を伸ばす学校を考えなければならないのです。高校に入ってから将来どうしたいのかを考えるのではなく、高校に入るときには将来に対してある程度の方向性を探した方が良いかと思います。特に中堅校からは選択肢を上だけでなく下にも向け、探すのが良いかと思います。この過程を後回しにすればするだけ、将来的に大きなツケとしてまわってくることもあると考えた方が良いでしょう。


 ですから、これまでのように「うちの子は○ランクだから△△高を受験する」という偏差値だけに偏重した学校選びだけでなく、まずはご友人関係から学校の情報をたくさん耳にして、それに基づいた学校の選択をされるのがよろしいかと思います。


 少なくとも、頭の片隅に入れた方が良いかと思います。