北海道のわかりやすい受験情報 平成27年度に向けて

現在の教育環境に危機を感じています。そこで日頃よく聞かれる北海道の受験情報をわかりやすく説明します!

やる気を引き出す

 世間様は夏休みに入りましたね。夏らしさを求めて、何年かぶりにドリームビーチにいってきました。ビーチから近いところにすんでいるからなのか、意外と行かない場所ですね。最近は大きな事故もあったので人が少ないと思いきや、そんなこともありませんでした。

 

 そんなビーチに生徒さんを連れて海に遊びにきていた、トムさんという方と少しお話しさせていただきました。海という不思議な場所での出会いでしたが、教育関係の仕事ということで意気投合しました。

 

 トムさんは、やる気を失った子たちに、かなり変わった指導法で塾を経営されているかたです。私が一番気になり、知りたかったのは、やる気のない子でも指導できる方法でしたので、あの手この手を使って聞いたのですが、結局教える人の心の問題だよね〜って言葉でかわされてしまいました。

 

 学校という環境では、様々な家庭そして生活環境の中で育ってきている子たちを、一様に扱うことの難しさを感じている毎日です。ですから、やる気のない子たちを扱うことは、そうそうたやすいことではありません。私のクラスでも、そういう子は少なからずいます。そして、いろんなことをしでかしてくれます。ご父兄と面談しても、うまく行かないこともしばしば。こんな子たちが大きくなって高校に進学したときのことを考えると胸が痛いものです。現実問題としては、上の学校の先生にどうにかしてもらうしかないのが現状です。でも、少しでも学年が小さいのうちに手を打つことができないものかって思ってもいます。

 

 ですから、そういった中高生のやる気のない子が集まって何ができるのかなって思います。でも話を聞いたところ、そんな子であっても、普通に大学進学させてしまうんですよね。しかも、北大などの国公立大学への合格者も出しているっていうんです。早稲田まで出たとか…。とにかく指導法が知りたいです。そこで聞いたところこのサイトに書いてありますよとのことでした。トムさんが今年取材を受けまとめられたサイトのようです。何かここから得る物があるははず。しっかり読みこみます。

 

ランクの求め方と内申点(学習点)の求め方

 学習塾に通われていない方には、あまりわからない方もいらっしゃるかと思いますので入試の重要語句であるランクについてお話しします。現在の北海道の公立高校受験には『ランク』が大きく関わってきます。ランクとは内申点や学習点ともにて用いられ、高校入試のときに重要な意味を持ちます。

 

 では、ランクとはどういった数字なのかと言いますと、正体は成績表の数字(全9教科分の足し算)から計算される数を基準に従ってA、B、C…と割り振ったアルファベットです。

 

 ですから順番としては、最初に3学期の合計を計算して、次に学習点を計算し、そして最後に表をたよりに当てはめる3ステップです。


0. 成績表をご準備ください。

1. まずは、全教科(9教科)の成績表の値(1〜5までの数)を全部足し算します。

2. つぎに学習点の計算をします。計算式は次ぎの通りです。

学習点(1年生の場合)=1年の3学期成績合計×7
学習点(2年生の場合)=1年の3学期成績表の合計×2+2年生の3学期の成績表の合計×5
学習点(3年生の場合)=1年の3学期成績表の合計×2+2年生の3学期の成績表の合計×2+3年の3学期成績表の合計×3

この式に当てはめれば算出できます。

3. それから次の表に従って調べます。

315〜296の方は、A ランクです
295〜276の方は、B ランクです
275〜256の方は、C ランクです
255〜236の方は、D ランクです
235〜216の方は、E ランクです
215〜196の方は、F ランクです
195〜176の方は、G ランクです
175〜156の方は、H ランクです
155〜136の方は、I ランクです
135〜116の方は、J ランクです
115〜96の方は、 K ランクです
95〜76の方は、  L ランクです
75〜63の方は、  M ランクです

 

 これらの計算が難しいなと思われた方は、学校できけばすぐに教えてくれることと思います。そして、入学試験をされる方にとってはとても重要なデータとなりますので、絶えず意識することをお勧めします。

 

 また、ランクは北海道学力コンクールなどの学外の模擬試験のときにも必要なデータとなりますので、お早めにお調べになると良いかと思います。ここでは、塾に通われていない方を対象として計算式をお伝えしましたが、北海道学力コンクールのホームページにも表に数字を入れれば簡単に計算してくれるので、コチラを用いてみるのもよろしいかもしれません。(参考:http://www.do-con.com/nyushi/koukou-gakusyuten.html

北海道教育委員会

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp

北海道学力コンクール内申点計算フォーム

http://www.do-con.com/nyushi/koukou-gakusyuten.html

受験のコツは日々の勉強にあり 昔より強烈です

 学校では何度も伝えていることなのですが、現在の北海道の受験システムでの勝者は、昔の「相対評価」の時代とは異なり、学校の勉強をこつこつやっている人が評価される「絶対評価」の時代になっています。

 

 絶対評価の時代には良かった定期テスト勉強だけに打ち込む行動も、現行制度では定期試験だけ頑張ってもダメです。現行制度では定期テスト以外にも他の要素も大きく評価に関わってきます。例えば、小テストとか、提出物ですとかがあげられます。

 

 しかし、意外と気がついていないのは、学校の小テスト、提出物が重要であることはあまり知られていません。というか、面談のときに現行制度のお話をお伝えしたときご父兄は頷いてはおられますが、これはどうしようもないという感じで諦めておられる方が多いです。その割には塾に行かせて勉強ができないから成績が良くないんだ!っていう雰囲気を醸し出されているのも現状です。たぶんご父兄の時代の相対評価に気を取られているのでしょう。頭が昔のままだから気がつけないかもしれません。

 

 それをふまえ、宿題などの提出物がどれだけ成績を左右しているのかを、期末面談のときに、しっかりお伝えしているんですが、頭ではわかっていても芯では理解されていないようですね。そんな風に見受けられます。しかし、現在の北海道だとこれが一番大事です。

 

 今の時代は、学校の授業をしっかり聞いて、しっかり自分で理解してくれるだけで、ある程度の成績を残すことは可能な世の中になっています。点数だけにはこだわらなくてもと思います。誰でも一生懸命やればできるっていうことを教えたいのですけど、昔の名残が強すぎるのか、今を生きるご父兄の考え方だとうまく行かないことも多そうです。

 

 そのためにも、まずはご父兄の時代の成績の付け方(相対評価)を一度お忘れになり、現行制度(絶対評価)をよく理解されることが大事かなって思っています。こんなブログで伝えたからと言って、そうそう変わる物ではないことは承知の話なんですが、最近とても気になったので記載してみました。

 

私立高校A日程試験日まであと 214日
私立高校B日程試験日まであと 217日
公立高校試験日まであと    229日

 

北海道 平成27年度 高校入試日程

 札幌のはずれにある某学校で働いています。一昔の学生のとき教育関連企業でアルバイトをしていました。最近似たような質問を受けることが多く、わかりにくいことばかりだと思いましたので、北海道の入試環境について説明するブログを立ち上げました。ご興味のある方は、活用していただければなと思います。

 本来であれば、道新Todayとかの雑誌を見ていただく方が正しい表現だし、誤りもないので良いのかとは思うのですが、人によっては情報が難しすぎて意味が分からないという人がいらっしゃったので、できるだけわかりやすく表現することを試みるブログにします。

 

 前置きはこのくらいにして…。もうそろそろ夏休みですね。でも、中学校3年生だけは、浮かれていられません。なぜかと言いますと、夏休み後は息をつく暇もないほどテストのオンパレードの世界に突入するからです。(本当のこというと中学校2年生のうちにそれくらいの覚悟をして、頑張っておかないと、3年生になってからすっごく困るんですけどね。)

 いろいろ書きたいことはたくさんあるのですが、いろいろ書いても仕方が無いので、今回は、夏休みあとの学校行事にそった中学校3年生の予定を、簡単にまとめてみたいと思います。

 

2014年9月
9月11日 学力テストA

10月
10月8日 学力テストB

11月
11月7日 学力テストC
11月に定期テスト(学校により異なります)

12月
12月初旬に進路相談
12月26日 終業式(冬休み開始)

2015年1月
1月15日 願書提出(始業式)
1月16日〜 3学年学年末試験 

2月

2月12日 推薦入学面接日
2月17日 私立高校入試A日程
2月20日 私立高校入試B日程

3月
3月4日  平成27年度 公立高校試験
3月13日 卒業式

3月17日 合格発表

 大まかに言ってこんな感じです。そして、私から見た一番の難所は、12月初旬に行われる進路相談です。魔の X day なんです。ここで親子さんの間でドラマが繰り広げられます。そんな X day を心待ちにできるくらいの余裕を得るために、夏休みは勉強に励んでいただければなと思います。気持ちに負けてピコピコとゲーム遊びを続けていると、12月に志望校どころかどこも行く場所がないって言うオチが、もれなくプレゼントされますので、しっかりやり抜いていただけたらなって思います。

 

私立高校A日程試験日まであと 222日
私立高校B日程試験日まであと 225日
公立高校試験日まであと    237日